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瑞牆山からみた山々

初心者だって日本百名山に挑戦できる!オススメの山「瑞牆山」

奥秩父連峰でも特に人気の山が、日本百名山の一つである瑞牆(みずがき)山。迫力ある岩峰群と、標高2,230mの山頂から眺望できる奥秩父や南アルプスの山並みが、多くの登山者を引き寄せています。瑞牆山でおすすめのルートや山容など、日本百名山の瑞牆山の魅力について解説します。

瑞牆山の魅力とは

瑞牆山(2,230m)は、秩父多摩国立公園の西に位置する日本百名山の一つ。ギザギザとした山頂部は2万年前の火山活動の名残で、花崗岩でできた奇岩が登山者に強いインパクトを与えます。遠くから見るだけでも水墨画のような見事な出で立ちに感嘆しますが、登って近くで見てこそ、その荘厳な山の雰囲気を感じられます。

水晶も見つかる山!?

瑞牆山の近隣はかつては、水晶の採掘が盛んに行われていました。登山道の岩をよく見ると、キラキラと光る水晶が見つかり、ほかの山にはない楽しみ魅力があります。

花も豊かな100名山

瑞牆山はアズマシャクナゲの群落があることでも知られています。毎年6月には登山道沿いにも咲き誇るように。秋には白い花崗岩と紅葉が見事なコントラストを織りなし、多くの登山者でにぎわいます。 花や紅葉の情報はこちら:瑞牆山荘

登山口までの交通アクセス

バス便も多数でアクセス容易

瑞牆山に向かう交通手段は、マイカーだけでなく、バスの便もあり。行くまでに運転で疲れることもなく登山が楽しめます。 【公共交通機関利用の場合】 新宿駅~韮崎駅 JR中央本線 特急で1時間45分 韮崎駅~みずがき山荘 山梨峡北交通バスみずがき山荘行き 約1時間 韮崎駅~みずがき山荘 タクシー 約50分 詳細はこちら:山梨峡北交通バス

登山口に無料駐車場あり

登山口である瑞牆山荘や、みずがき山自然公園へは、クリスタルラインという林道を通行します。凍結時や積雪時には通行が規制される点にはご注意ください。また、すれ違いやUターンが難しいので、11人乗り以上の大型車両は通行できません。 詳細はこちら:山梨県の県営林道通行規制情報 【車の場合】 中央自動車道 須玉ICから約50分 瑞牆山荘(登山口)に無料駐車場:約120台駐車可

初心者におすすめは瑞牆山荘のコース

難易度低めの日本百名山

初心者におすすめなのが、瑞牆山荘のコース。多少の鎖場はありますが、このコースは歩きやすく道もわかりやすいので、初心者の登頂も技術的には難しくはありません。コースタイムもそれほど長くないので、日帰りで楽しめます。

コース:瑞牆山荘~富士見平小屋~瑞牆山(登り2時間50分、下り2時間10分)

登山道は、瑞牆山荘の目の前からスタート。ミズナラ、クヌギ、シラカバなどの紅葉樹林帯を登っていくと、徐々に傾斜がきつくなっていきます。林道を横切ると富士見平小屋に到着。1回100円で利用できる汲み取り式のトイレがあるので、トイレ休憩も兼ねて小休憩をとりましょう。
富士見平小屋近くの水場で水を補給したら、金峰山へのルートを右に見送り、左手に進みましょう。平坦な道を歩いていると、所々で瑞牆山の花崗岩がチラチラと見えてきます。 いったん下りになり、天鳥川にかかる橋を渡ると平坦な場所に着きます。その後、花崗岩が大きく二つに割れた桃太郎岩の脇にある、木のはしごを登ると、徐々に傾斜がきつくなってきます。針葉樹林帯を進み、段差が大きいところにははしごやクサリがあるので上手に活用しましょう。
高さ約30mもある大ヤスリ岩を左に見上げながら登っていくと、不動滝からのルートと合流。途中ロープがかかった岩場が一カ所あるので、要注意です。寒い季節になると岩が凍りやすくなるので、登山は10月くらいまでが適期です。
ようやく瑞牆山山頂に到着。山頂からは、金峰山や富士山、南アルプス市に中央アルプス、さらに北アルプスや八ヶ岳まで360度パノラマ風景が贅沢に広がります。心ゆくまで景色を楽しんだら、行きのルートを戻り、瑞牆山荘に向かって下山しま す。

周回コースも日帰り可能(約5時間50分)

周回するコースはみずがき山自然公園がスタート。公園から40分ほど林道を歩き、渓流沿いを進みます。「不動滝」を過ぎると登山道の傾斜が徐々にきつくなり、鎖場も現れますが、瑞牆山荘のルートよりも岩場は少ないため、岩場が苦手な人にはおすすめのコースです。 不動滝から約1時間半で山頂。帰りは瑞牆山荘のコースで富士見小屋まで戻り、みずがき山自然公園の方への林道で下山します。

金峰山も、瑞牆山荘から富士見平まで同じコースで登頂可能

奥秩父の名主とも言われる金峰山(2,599m)。瑞牆山荘から富士見平までは同じコースで登頂できます。富士見平で余裕を持って1泊しながら2山のピークを踏むのがおすすめです。

瑞牆山荘のカフェでくつろぎのひとときを

登山口間近の好立地

標高1,520mに位置し、登山口の目の前にある瑞牆山荘。道路脇にあるので、登山者の拠点になるだけでなく、ドライブの観光客でもにぎわいます。年間気温は-20〜30℃で、常に低湿度なので、真夏でも夜は快適です。

カフェでくつろぎのひととき

通年営業している瑞牆山荘は、カフェレストラン・モンターニュを併設しています。下山後にここでひと息ついてのんびりするのもおすすめ。カフェテラス席もあり、登頂の余韻にひたれます。 しっかりと食事をしたい方も大丈夫。数量限定のてこねハンバーグやピリ辛カレー、パスタなどがメニューにあります。甘いものがほしいなら、ソフトクリームやチーズケーキ、クリームソーダをチョイスするのが吉。朝9時半から16時まで営業しているので、早めに下山してゆったりしましょう。 マグカップやオリジナルTシャツなどの販売もあります。日本百名山の瑞牆山登山の記念に、お土産を買うのもいいかもしれません。お風呂の利用は宿泊者のみなのでご注意ください。 詳細はこちら:瑞牆山荘

快適なテント場のある富士見平小屋

テント泊初心者にもおすすめ

瑞牆山荘から1時間弱で、テント場のある富士見平小屋に到着します。ここで先にテントを設営して、慣れない重い荷物を置いてから登頂でるため、瑞牆山はテント泊の初心者にもおすすめ。富士見平小屋は、同じ100名山の金峰(きんぷ)山(2,599m)との分岐にあるため、ここを拠点にして日本100名山2つのピークも踏めます。 富士見平小屋で飲める、平成の名水百選の一つ・富士見平湧水に合わせて焙煎したコーヒーは、登山者から高い支持を得ています。アイスコーヒーは12時間かけて抽出したこだわりの水出しコーヒー。登山者ののどを潤します。 【富士見平小屋】 電話:090-7254-5698 営業期間:4月1日〜翌1月3日(1月4日〜3月は週末のみ) 料金:[2食付] 10,000円 / 泊、[テント泊] 1,000円 / 泊 詳細はこちら:富士見平小屋

瑞牆山登山の注意点

鎖やロープの使用について

ところどころにある鎖やロープがある場所では、自分の足でしっかり立ち、鎖やロープはあくまで補助的に使います。そしてほかの人が使っているロープは、使わないこと。同時に同じロープを使うとどちらかがバランスを崩してしまうこともあり、とても危険です。そうならないよう、鎖やロープは1人1本が原則です。

装備について

標高2,000m超となると、低山のハイキングのときと気温も装備も異なります。朝晩は特に冷え込むので、防寒装備は忘れずに持参しましょう。もちろん、雨具や地図、ヘッドライトも必須です。 登山用の靴も、大事なポイント。靴次第で歩きやすさがアップし、疲れにくくもなります。瑞牆山は岩場が多いので、滑りにくい靴底で足にしっかりフィットするものがいいでしょう。といっても、登山直前に登山靴を新調して、新品のまま登山に臨まないように。ある程度靴を慣らしてからにしてください。 日帰りでも登山が初めてでなくても、油断大敵。山では天気が急に変わることもあります。早め早めに行動して、無理のないスケジュールを組みましょう。自分のペースを大事にしながら歩くことで、より瑞牆山そして日本百名山の魅力を実感できるはず。 現地の天気はこちら:tenki.jp 瑞牆山

登山届について

瑞牆山に登る方は、山梨県への登山届の提出もお忘れなく。山梨県警で登山届の提出方法が書かれたホームページを紹介します。メールかファックスの受け付けです。 山梨県警の公式はこちら:登山計画書の提出先について

天気について

登山拠点となる瑞牆山荘は、標高約1,500m。真夏でも朝夜は涼しいため、テント泊だけでなく、日帰り登山でも防寒具を忘れずに。冬は積雪や凍結で林道の通行が規制されることもあるので、注意が必要です。 天気予報サイトはこちら:tenki.jp 瑞牆山てんきとくらす 瑞牆山

登山後には温泉「増富の湯」に立ち寄ろう

登山を終えたあとに疲れた体を癒したい!そんな方には、登山口のそばにある源泉かけ流しの温泉「増富の湯」がおすすめ。雄大な山に囲まれて4種類の温泉を楽しめます。 【基本情報】 住所:山梨県北杜市須玉町比志6438 電話:0551-20-6500 料金:820円~/入浴 営業時間:10:00~19:00(12/1~3/31は~18:00) アクセス: [車の場合]中央自動車道「須玉IC」から30分 [電車の場合]JR中央本線「韮崎駅」からバスで60分 公式はこちら:ラジウム温泉郷 増富の湯

登山の拠点におすすめのキャンプ場

多くのキャンプ場に恵まれている瑞牆山の周辺。登山前や後の拠点として、キャンプ場を活用しましょう。瑞牆山の自然を思う存分満喫しながら、花崗岩の白い山頂を眺めてキャンプを楽しめます。

みずがき山自然公園

紅葉に彩られた瑞牆山の景色を楽しめる「みずがき山自然公園」内にキャンプサイトがあります。全部で約100張あるサイトは、登山者の拠点としても人気。2001年に開催された「全国植樹祭」の会場跡地約1.1ヘクタールのエリアにはキャンプ場のほか、農林産物活用体験室や研修室や売店、食堂があり、地元の農産物などの販売も行われています。 【基本情報】 住所:山梨県北杜市須玉町小尾8862-1 電話:0551-45-0277 営業期間:冬季休業(12月上旬~4月下旬) 料金:2,000円/泊〜 アクセス:中央道須玉ICから約50分 詳細はこちら:北杜市観光協会

みずがき山森の農園キャンプ場

8種類、約70ものサイトがあるキャンプ場。大自然の中でながめる満天の星が人気です。すべてのサイトが白樺の原生林の中にもるので夏でも快適。五右衛門風呂やピザ窯もあるので、子供と一緒にひと夏の思い出を作るのにも最適です。 【基本情報】 住所:山梨県北杜市須玉町小尾8862-1 電話: 0551-45-0757(※連絡はお問い合わせフォームから) 営業期間:4月下旬~11月中旬 料金: [テントサイト] 2,000円~ / 区画 [利用料] 800円 / 人 アクセス:中央道須玉ICから車で約30分 公式はこちら:みずがき山キャンプリゾート

子ども連れもOK?ブログをチェック!

実際に瑞牆山に行った方のブログは大きな参考になります。子ども連れで登ったブログも。瑞牆山は初心者でもチャレンジしやすい山だと分かります。 ▼ホク家の子連れ山登りさんのブログはこちら 金峰山・瑞牆山2座を歩く★瑞牆山編 ▼登山初心者夫婦の山歩きブログ〜仮住まい〜さんのブログはこちら 瑞牆山~アスレチックなお山~

瑞牆山で奥秩父の登山を楽しもう!

桃太郎岩や大ヤスリ岩など、ダイナミックさが魅力的な瑞牆山。行きと帰り同じルートでも、同じ景色が違ってみえます。登山に慣れてきて体力もついてきたら、金峰山から瑞牆山への縦走もおすすめ。八ヶ岳や南アルプスにひけをとらない奥秩父。瑞牆山がさらに深い日本の山の魅力を教えてくれます。

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